走り始めはApple Watch
ランニングウォッチに関して、書いておきます。
走り始めたころ、ネットを調べているとガーミンという時計を皆さんしているのを知りました。一方で、AppleのApple Watchも同じようなことがアプリでできるということも分かりました。Apple Watchはシリース2が2016/9/16に登場し、その後すぐにNikeバージョンが投入されていました。
悩みましたが、Apple Watchを選びました。それもランナーなのでApple Watch Nike+です。だってAppleのほうが格好いいじゃないですか。私はおしゃれランナーなのですよ〜(笑)。当時はガーミンといえばバイク用のナビのメーカーという認識で、ランニングウォッチの老舗とは知りませんでした(汗)
で、これがApple Watch Nike+をつけて初めて走った時の記録です。ペースがキロ8分28秒です。歩いているのを疑うペースですね。距離もたったの5.1kmです。もしかしてスマートウォッチに慣れて無く、stopボタンを押し忘れていたのでしょか?!
そんなことは無いはず。これがその頃の実力なのです。でも意外だったのは、初ランなのに5kmも走っているじゃないですか。やるな自分!
ランニング用のアプリはいくつか選択肢がありましたが、runtasticにしました。スマホも携行すれば、日本語でお姉さんが距離とペースを1キロごとにお知らせしてくれます。
Apple Watchだけだとブルブルして、距離とペース、心拍数を教えてくれます。
ランニングウォッチが無かった頃は、ランナーはどうやって自分のペースを把握していたのでしょう。今にしてみると、ランニングウォッチは無くてはならないグッズです。
Apple Watch Nike+は距離が正確じゃない?!
2018/10/28に開催された横浜マラソンは、このApple Watch Nike+で走りましたが、気づいてしまったことがあるのです。
それは、周りのみんなと1kmごとのチャイムの鳴るタイミングが違うということ。Apple Watch Nike+のほうが鳴るのが早いんです。
Apple Watch Nike+が1キロを教えてくれた後、みなさんがチロリンと鳴るんです。データにもその証拠が残っっています。距離は43.6kmとプラス1.4kmも長い。つまり、1kmごとに33mもの差があったのです。
ということは、例えばキロ5分40秒ペースで走っていたつもりが、実際にはキロ5分52秒ぐらいだったということです。
これ、大問題です。
というわけで、スマートウォッチではなく、ランニングを正しく記録できるであろう「ランニングウォッチを買おう」となりました。
2台目はEPSON J-350B [Wristable GPS Long Term Model]
ガーミンとEPSONで悩みましたが、EPSONのほうが視認性がいいのと、キャッシュバックキャンペーンをやっていたので、EPSONのJ-350Bという36時間計測し続けることができるモデルにしました。国産という理由も少しありました(汗)
Epson Viewという計測結果を確認できるアプリによると2018/11/29に使用開始していました。その日は、トレミで6.1km走っています。
翌日の11/30には10km走っています。実はこのとき、左手にはJ-350Bをつけた、右手にはApple Watch Nike+を付けていました。2つの計測の差を確認するためです。結果は以下のとおりです。
距離 | 時間 | ペース | |
EPSON J-350B | 10.018km | 54分19秒 | 5’25” |
Apple Watch NIke+ | 10.63km | 53分42秒 | 5’03” |
時計のスタートとストップのタイミングに差ががあったので、時間やペースの違いはあっても仕方ありませんが、実際の距離は同じです。なのに61.2mの差です。大きすぎます。明らかにGPSでの差があったのです。
どうやらApple WatchはGPSの計測タイミングがEPSON J-350Bよりも頻繁ではないため、カーブを滑らかにトレースできず、カクカクの状態で測り、距離が短くなってしまうようです。
例えば直径100mの半円のコースがあるとします。このコースの距離は円周率で計算できます。直径×3.14÷2、つまり157mになります。
一方10角形の半分だけのコースがあるとすると、このコースの距離は三角関数で計算できます。sin18° = x ÷ 50m。これで導き出されるxの長さを10倍すればいいので154.5mです。
2.5mの差が生じます。
この計算からわかるように、計測が頻繁だと円に近くなり、実際のコースの距離と差が無くなるのに対して、頻繁でないとカクカクになり、実際のコースとの差が大きくなってしまうということです。
同じ理屈で、スマホのアプリで計測する場合も、計測頻度が低いため、距離が短くなってしまうようです。
正確に測ることが必須であるランニングウォッチに対して、スマートウォッチやスマホに関しては、正確さより電池の消耗を考慮して、頻繁な計測はしていないのではないでしょうか。
J-350Bは距離の表示が下三桁までなので、フルマラソンだと42.195kmと表示してくれます。これは、微妙に嬉しい機能ですが、実際にはそこまで1メートルの差は意識しませんので、無意味かなと今は思っています。
フルマラソンを走るのは大会なので、ペースの把握のためにランニングウォッチをつけているだけですから。
EPSONがランニングウォッチから撤退
J-350Bは気に入っていたのですが、2019年の秋にEPSONがランニングウォッチから撤退するという告知がありました。少し前から後続モデルの案内が無く、販売終了となっていて、撤退の噂があったのですが、正式に告知されショックを受けました。
それにガーミンのライバルが居なくなることで、価格競争が無くなり、ガーミンの価格が高値安定してしまうのも、嫌でした。
引き続きアプリは使えますし、webアプリも使え、データも消えていませんが、いつそれらが閲覧できなくなるか分かりません。故障の時の対応も心配です。
なので、いずれ他のランニングウォッチに買い換えることをこの告知で決めました。
3台目はGarmin ForeAthlete 245
結局回り回って、ラン仲間のうちで一番利用者の多いGarminに落ち着きました。モデルはランニング向けで標準的なForeAthlete 245です。745や945になると、より多くのデータを取れるようですが、データマニアでは無いので、これで十分です。235からバージョンアップして電池の持ちも良くなり、ウルトラマラソンも走れそうです。走るつもりはありませんが(汗)
2020/6/2に購入していますので、すでに1年半以上使い続けています。で、実は、これは新型コロナの給付金10万円を原資にして購入しました。安倍さんありがとう!
EPSONよりも厚みが薄く、外径も小さいのですが、表示部分は大きくて、見やすく、カラー液晶もクリアでとても使いやすいです。
一部では液晶部の白い斑点が出てきてしまうトラブルが有るようですが、保証期間が過ぎても交換してくれているようなので、安心して使っています。
24時間つけておけば、体の状態を計測してくれるようですが、私はランニング以外では殆ど装着していません。常につけていると電池の消耗が激しくなり、電池交換のタイミングが早まりますし、他の時計もつけたいので。
タンニングのときは、こいつが相棒です!