レースの報告

第42回 つくばマラソンを走ってきました。

コロナ禍以前の2019年に走って以来、3年ぶりに開催された第42回つくばマラソンに参加しました。

以前は2万人規模の大会でしたが、感染対策として半分の1万人に制限されていたので、先着順のエントリーは大クリック合戦になると思いきや、なんのストレスもなくエントリーが完了しました。

昨今、マラソン大会へのエントリーが減っており、つくばも例外ではなかったようです。といっても、1万人弱のランナーが詰めかけたわけですので、会場は自由に行き来できないほど混雑していて、大規模フルマラソン大会ならではの混雑を3年ぶりに味わえました。トイレに20分かかるとか(汗)…

秋葉原からつくばエクスプレスに乗車したのですが、6:04の始発では、ほぼランナーで座席が埋まっていました。4つ目の停車駅「北千住」でポツポツ空いていた席もすべて埋まってしまうほどです。中には、計測チップをシューズへすでに装着しているランナーさんもちらほら。こんな景色は久しぶりです。

実は、先月(2022/10)開催された東京レガシーハーフマラソンに参加したのですが、その際、総武線に乗りましたが、ちらほらランナーさんぽい人がいました。しかし、ランナーで電車がうまるようなことはありませんでした。東京は交通網が多様化していますから、一箇所に集中しないからでしょう。

同じ趣味を持つ仲間が、同じ空間を埋め尽くすのって、ワクワクしますよね〜。このような状況がずっと続くことを切に願います。

円陣をやることに

今回のつくばにエントリーした背景には、twitterのフォロワー「やーたかさん」と一緒にフルを走ろうと約束していたのことがあります。

青森の方なのですが、東京にいらっしゃる用事があって、その際、私が定例化している「皇居30k走」にご参加いただきました。走って、上野で飲んで意気投合!「次は、つくばに来て下さい。一緒に走ってまた飲みましょう!」というお誘いをしていたのです。

そのやーたかさんが、円陣に参加したいので情報があったら、教えてほしいとリプライしたのですが、残念ながら知り合いで円陣をやるような情報を得ておらず、それなら、2人でもいいから円陣しましょうということになりました。

とはいえ、2人だけは少し寂しいので、円陣をやることをツイートしたら、何人かが参加いただけるというリプライをいただきました。また、いつも円陣を開催してくださるみかどさんが円陣でやっているコールをやってもいいというお許し(笑)をいただき、私がコールを代行することになりました。

本当は暗記していたのですが、万が一、文言を間違えてしまったら、参加の皆さんの意欲を削ぐことになってしまいます。それは避けたいのでカンペを用意(汗)。カンペのおかげで、しっかり円陣も決まりました。やった!

Eブロックスタート

エントリー時に確か3時間40分目標にしていて、ブロックはEでした。ブロックごとのウェーブスタートで、Eブロックは9:10スタートです。整列は15分前の8:55。

なのに私は8:52の時点ではまだトイレに並んでいました。まずい、間に合わなかったらどうしよう(汗)。締め切られてしまったら、整列ブロックの最後列スタートと規約にあったように記憶していました。

8:53に小を済ませて、Eブロックへダッシュ。G、Fに並んでいるランサーさんをかき分け、ぎりぎりEブロックの最後尾に紛れ込めました。よかった。でも東京マラソンのように厳しい制限はなかったみたいでした。ブロック横からサクッと入れる感じです。このゆるさも、つくばの魅力なのでしょう。

9:00に号砲が鳴り、先頭のA1,A2,Bがスタートです。その後9:05にC、Dがスタート。私のいるEブロックがスタート地点にすすみ、ついに9:10にスタート、42秒後に私もスタートラインを超えて、42.195km先のゴールに向かい始めました。

15kmまでは想定通りのペースを維持

最初の1kmは5分52秒、大規模大会なので超渋滞。自分のペースでは進むことができず、右横から抜きながらでも、こんなものです。2kmのラップは5分10秒。当初予定していたキロ4分45秒で突っ込むのは、無理そうだったので、フルで3時間40分という目標に収まる5分15秒以内で走ろうと決めており、2km過ぎで巡航ペースで走れるようになっていました。その後3kmは5分17、4kmは5:00、5kmも5:00と順調に進みました。5mのラップは0:26:24でした。このあたりは、調子に乗ってスピードを出さずに心拍数も150前後をキープ。気温も低くとても走りやすい状態でした。

いよいよ、大回りの外周へ。5〜10kmのラップは0:25:31。今回のレースで一番いいペースで走れました。まだ、この時点では風も弱く、気温も低かったので、勝手に設定した女性ペーサーさんにしっかりついていけました。ピッタリとはくっつかないですよ〜(汗)5メートルぐらい間隔をキープしつつ、息遣いが届かない程度で追いかけさせていただきました。

左肩が前に入るフォームでしたが、上体が安定していて、足さばきもいいので、この方ならと目星を付け勝手ペーサーにさせていただきました。12〜15kmぐらいまでは、引っ張ってもらえたと思います。勝手ペーサーさんありがとう!

10〜15kmのラップは、0:26:00。このあたりまでは割と順調でした。しかし、スタートが14℃とはいえ、高めだったので、おそらく発汗量が多かったようで、なんとなく怪しくなってきます。

ついに攣り始める?!

18kmを過ぎたあたりで、右足のハムストリングがピクっとなってき始めました。これまでは25km以前に攣ることは無かったのですが、今回は18kmからとは。

皇居30km走でも攣るのはだいたい25〜30kmの周回のときです。早すぎる〜(涙)

すかさず「コムレケアゼリー」を注入し、キロ6分台にペースを落として、無理せず走り続けていると、しっかり効いてきて、キロ5分20〜40秒で走り続けることができるようになりました。さすが「コムレケア」!

とはいっても、既にキロ5分15秒以内の巡航は不可能な状態でした。サブ4ペースをなんとか維持しようと懸命にハーフまでは進もうと、このときは思っていました。

15〜20kmのラップは、0:27:06。0:28:20がサブ4のペースなのでなんとか粘れていました。そしてハーフを通過、1:51:55でした。ということは、サブ4を達成するには、残りの半分で8分の貯金があるということです。なんとか貯金を無駄にせず、走りたい!!1km あたり30秒遅いキロ6分10秒で走れたとしたら、30秒X21=630秒=10分半。これではだめだ、20秒プラス、つまりキロ6分を維持できれば、サブ4をクリアできる、そう、なんとかなるのでは?!という計算?!妄想?!をこのときしました(笑)

頭使うと糖が使われてしまうのにね〜、いけませんね。(キロ6で走ればサブ4達成なんんて、上手くいくわけ無いと思っていませんか。ま、正解ですよ。この後分かります。)

ついにピットイン

20〜25のラップは、0:28:58。まだこの時点ではキロ6分弱を維持できていました。行けるぞ自分!

でも、実は20kmすぎから微妙な尿意が出てきていました。整列時間ギリギリに済ましていたのに。一度尿意を意識し始めると、ますますトイレに行きたくなりますよね〜。ということで我慢できなくなり25kmの給水ポイントの横のトイレに駆け込みました。結構出ました(汗)

あースッキリ!手元の時計では1分ぐらいのロスです。少し前の計算が狂ってしまいました。どうする、もう少しペースを上げないと、サブ4に到達できない。

なので、少しペースを上げたんです。すると、はい。右ハムストリングが攣ってしまいました。26km過ぎで完全停止です。このあたりの距離は、フルでいつも攣る距離です。

コムレケアの追い注入も考えましたが、ここで使ってしまうと、更に30km過ぎでまた使うチャンスを失ってしまうので、注入はせず、様子を見ることにしました。

幸い、すぐに収まり、リスタート。キロ6分10〜50秒ぐらいに落としてなんとか前に進みました。既にサブ4はだめかも?!なら、給食を取るぞ!ってことで、冷凍クレープ、冷凍たいやき、冷凍りんごをこの後しっかりいただきました。梅干しも食べました。冷たいものは手のひらはにしばらく持って走りました。手のひらは血管がたくさんあり、冷やすと効果的らしいです。どれも美味しかった。お陰様で、今回のレースではお腹は空きませんでした(笑)

33kmの応援ポイントを目指す

25〜30kmのラップは0:34:01。ペースはキロ7分まで落ちてしまいましたが、なんとか攣ることなく前に進めました。33km地点にフォロワー(TAKAPY)さんが待っているとのことだったのでDNFなど一切考えず、前に進み続けるのみでした。

蛙のキャップが目に入ります。このときばかりは、空元気でハイタッチ!「つらいよ〜w」と叫んだような気がします。やっぱり応援してもらうと元気出ますね。

でも、そのポイントを過ぎた後が地獄の連続でした。

恐怖のルーチン

ハイタッチで空元気を出した見返りに、今度は盛大に攣りました。完全ストップです。

33km以降は、「攣っては止まり、収まったら歩き、また走り始めると攣る。」このルーチンが延々と続きました。すでにサブ4なんて絶対ムリな状態です。ログを確認すると13回ぐらい止まってしまっていました。

コムレケアを注入したからといって、得られるものがないので、注入は回避。次のレースのときのためにキープすることにしました。

でも、13回も攣ってしまうのなら、33km過ぎの盛大に攣ったときに、注入したほうがよかったのかもです。ものすごく痛かっったし。

30〜35kmのラップは、0:34:13。35〜40kmのラップはさらに落ちて0:45:32。半分以上、歩いているペースです(号泣)

ゴールまで最大の痙攣

40kmからの2キロはものすごく長かったです。過去の大会では最後の2キロぐらいは復活して、キロ5分台で走れていたのですが、今回は恐怖のルーチンの連続でした。その最大の痙攣がなんとゴール前300mで訪れたのです。

両足のハムストリングが攣り、向う脛も同様です。手を膝につけて、俯いていないと、だめ。少しでも上体を上げるとまた攣る。2分ぐらい悶絶していたのではないでしょうか。

すると、「救護」のビブスを付けた青年が駆け寄ってきれくれました。

青年「大丈夫ですか。足伸ばしますか。」
私「大丈夫です(半べそ)」
青年「後もう少しですがこの水分(ポカリスエットイオンウォーター)を摂って休んで下さい」
私「ありがとう!」

救護にお世話になったのは始めてでした。ありがたかった。

この水分のおかげですぐに復活!なんとか走ってゴールできました。

グロスで4時間27分31秒。ネットで4時間26分49秒。サブ4.5になんとか収まりました。

救護にたくさんのランナー

今回の大会は、私が走ったフルマラソンの中でも一番救護にランナーを見かけたレースでした。特に、道端に倒れていて、救護のスタッフさんが駆け寄っているようなシーンを何回か見ました。

自分だけでなく、皆さんにとっても気象条件が厳しかったことを表していると思います。

・ここのところ涼しくて暑熱順化が劣ってきていたランナーが多かった。
・12時過ぎたあたりから強い南風が吹いてきて、それが発汗を促してしまった。
・スタート時との温度差が8℃と大きかったので、体が気候の変化に順応できなかった。

などが考えられるのではないでしょうか。とはいえ、しっかりPBを出しているフォロワーさんもいるので、気象条件に負けない力をつけないとと、つくづく反省させられたレースでした。

でも、円陣あり、フォロワーさんとの反省会もできた楽しいレースでした。

最後までお読みいただきありがとうございます!

次のフルマラソンは2023/1/29の第70回勝田全国マラソンです。

2件のコメント

  • たー

    wamuさん、こんにちは。フォロワーのたーです。
    楽しく読ませて頂きました😊
    私も昨日つくばでしたが、私は人生初のラン中足攣りを経験し35km手前でリタイア撃沈でした…
    足攣りがあんなに痛いとは。
    これを読み、wamuさんの様に痛みを乗り換えながら完走しなければ!と痛感しました。
    次は私も勝田です。
    まだサブ4.5も出来ない私ですが、お互い頑張っていきましょう!

    • 管理人

      たーさん、始めて脚攣りされ、それでリタイヤされたんですね。
      ほんと痛いですよね。
      水分、塩分、マグネシウム、カリウムなど摂取するようにしてたんですが、
      昨日のつくばは、予想を上回るコンディションでした。

      勝田を走るとのこと、一緒に頑張りましょう!

      コメントありがとうございます。

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