レースの報告

袖ヶ浦 Trial Marathon 2022フルを走ってきました。

場所は千葉の袖ヶ浦フォレストレースウェイというサーキットです。

会場へのアクセスは車限定です。騒音が激しいサーキットですから、山深い場所にあるわけで車限定は納得です。車やバイクで走りに来るのですから、路線バスも通っていない。

車以外だと、タクシーになります。最寄駅はJR内房線木更津駅または姉ヶ崎駅から約40分です。ざっくり計算してみたら6〜7,000円近くかかります。なのに、当日、タクシーで来ている方もいました。すげー!帰りは乗り合いしたほうがいいよね〜

数千人規模の大会だと、運営側がシャトルバスを運行してくれたりしますが、300人ぐらいなので、そんなものはありません。

私は帰りに飲みたいので、車では行かず、蘇我駅まで千葉在住のお友達に迎えに来てもらいました。ありがとうございます!お友達も走ったあとに飲むために走っているようなものなので、同類です(笑)

会場への入は7:30ぐらいでしたが、すでに何十台もの車が到着していましたが、もうひとり横浜から来るお友達はまだでした。LINEで連絡しても返事がないので、おそらく運転中。

なので、少し車内で時間を潰したあと、健康チェックを受けて、ビブスを受け取りました。戻りながらその間到着した車の中を確認すると、もうひとりのお友達を発見!

いつも真っ赤な姿で走っている彼は、まだ着替えていませんでしたが、すでに真っ赤なので、すぐに見つかりました。なんと、ワークマンで購入した赤いジャンバーだそうで、見つけてもらえるように気配り。さすがです!3,000円とかなんとか言ってましたが、安いですねワークマン。

スタート時間が迫ってきたので、着替えて、3人でピットに荷物置き場を設置。走り始めるまで寒いので上着を着ていたいので、脱いだ上着を置いておくために設置しました。まさにピットです!そう、サーキットですからね。

マラソンだとピットというと、おトイレです。フルマラソンだと、みんなピットのお世話になります。私は今回、大きい方のピットに入りました(汗)

そうこうするうちに、整列の号令がかかります。上着を脱いで、スタート地点に。目標タイムが4時間の集団の前に陣取りました。

目標はキロ5で30kmまでは走り、その後は成り行きのつもりでした。(後でとんでもない地獄を見るのをこのときは知りませんでした。)

コースに平坦が無かった

コースは2.5キロの周回を16周、残りの2.195kmは折り返し地点を短縮した短めの周回というものです。これは、ホームページで確認していました。しかし、通常マラソンコースで紹介されている高低差に関する案内がありませんでした。

事前にtwitterでこのコースを走ったことがある人がいたら教えてほしいとツィートしましたが、帰ってきたのは車の走行映像があるからyoutubeで確認してみてはどうか、というものだけでした。

youtubeを観ましたが、動画では高低差ってわかりにくいですよね。なんとなく上がったり下がったりしているようでしたが、大したこと無いのかなという印象でした。

2021年年末の最もPBの出やすいレースであるビヨンドマラソンが、自動車のテストコースを走るレースでしたので、このサーキットも、平坦なのかないかと思いこんでいました。

ところが駐車場からコースを見渡して、坂があるなね。けど、まーなんとかなるでしょ。軽い気持ちでした。

しかし、走り始めると、殆ど平らな部分の無い、登っては下るの繰り返しのコースだと分かりました。坂の状況は、こうです。

  • スタート直後は300mぐらい上ります。ここが一番きつい上りです
  • その後500m下ります。ここが最低地点です。
  • そこから上りの途中にある1キロ地点を過ぎ、最高地点へ登りきったら、少し下ってにUターンの地点。
  • そしたら上って1キロ地点に戻ってきたら、今度は200mぐらい下って2キロ地点。
  • そこからの500mは最終カーブのきつい上りを除いては緩やかだけど、微妙に登らないといけないゆるい坂。

そして、スタート/ゴール地点。2.5kmです。殆ど平らなところが無いんです。

上げ下げがボディーブローのように

上がっては下るの繰り返し。上るときは心拍数が150台になり、下り始めると140台になる。まるでインターバル走です。周回を重ねるうちに、ボディーブローのように脚力を蝕みます。それでもハーフの通過タイムは1時間50分ですから、ほぼキロ5分のペースを守れました。

ハーフを過ぎる辺りから徐々にペースダウン、キロ5分台の後半まで落ち始めます。

28kmあたりでお腹の調子が怪しくなりピットイン。大きい方です。2分〜3分ぐらいロスしました。小の経験は何回もありますが、大は初めてでした。とはいえ、列もないからすぐに済ますことができ、ちょっとした休息にもなり、リスタート後しばらくは元気に走れました。

しかし、ついに来ました。30km過ぎには両足のハムストリングやスネが攣りました。赤いお友達のゲキが聞こえますが、青い計測絨毯の上で悶絶です。

攣ったら、只々波が過ぎ去るのを待つしか無い。無理にストレッチなどせずに、じっとしているとしばらくして、収まりました。

幸い、すぐ目の前が給水ポイントだったので、ウェストポーチにお守りとして入れていた、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)の顆粒をお水で飲みました。

これ、すぐ効くんです。飲んだ直後はピクピクしましたがすぐに走れるようになりました。しばらくペースは落ちましたが順調!

ところが、33kmからは、釣りそうにもなりましたが、脚や腰、お尻の筋肉のダメージのせいで、歩いては走るの繰り返し。頭にDNFの3文字が浮かびまくりました。すでにサブ4も怪しいし、こんなキツイコースだって知らなかったし。。。

ガーミンコネクトのグラフにしっかり残ってますね。

でも、車で迎えに来てくれたお友達と気持ちよく祝杯を上げるためには、完走しなければいけない。美味しい生ビールが待っている。そのことをだけをモチベーションにして、走り続けました。幾度となく、歩くことがありましたが、「生ビールが待っている」の呪文のおかげでなんとか完走できました。

記録は4:17:31(手元ガーミンでは4:17:32)でした。ペースはキロ5’59。

距離は43.01kmとなっていますが、お友達の2人も同じぐらいオーバーしていましたし、完走後のランナーさんも距離が長かったと言っていたので、もしかしたら、運営側の計測ミスかもしれません。

最上昇量に注目してください。619mです!東京の西にある人気のハイキング場所である高尾山が599mです。つまり、高尾山を上って下った、トレイルランニングみたいなものなのです。トレイルランニングをキロ6で走れるか今度確認してみますか(笑)

ということで、この難コースを4時間半以内で完走できたことは、フラットのコースに置き換えれば、サブ4に相当するんじゃないですかね。

ゴール後の表情もそんなに暗くないでしょ。最後までお読みいただき、ありがとうございます!

横浜のお友達が撮ってくれました!

はい、生ビール大で乾杯しました。

2件のコメント

    • 管理人

      つぶあんさん、コメントありがとうございます!
      今の持ちタイムが3時間51分なので、3.75だとPBなんですけどね〜(汗)
      お互いがんばりましょう!

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